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2009年3月

統率力

WBCが終わった。原は「名将」として球界を代表するポジションに名実ともになったと思うけど、それに関してイチローがとても面白いことを言っていた。

「この、先輩をリスペクト(尊敬)していない感じが世界一につながったんですよ」

実は野球だけでなく会社などでもリーダーに多いのは「北朝鮮型」だ。つまり「上司の言うことを聞かないと後で何があるか分からない」という風に権力で下を統率していくやり方、恐怖政治だ。これは確かに有効な面もあるけど、反面、とにかく上司に上手に取り入るヤツが出世するという弊害を生む。これを許すとだんだんと時間とともにその集団の質が下がっていくのである。

しかし北朝鮮方式が通用しない、地位や権力で人を動かせない集団もある。それが今回のWBCだ。選抜臨時チームだと、はじめから選手は一流だし、それぞれのホームが別にあるから、そこで上司の機嫌を取る必要もない。だから初めに候補に上がった監督は現場から「こんな人は要らない」となったわけである。それでさっきのイチローの話につながっていく。前回の王監督は世界的な天才で、人望もあったけど、これは超例外。原は普通の監督だから、だから尊敬されない感じでうまくいったのだ。もしこれを原が意識的に演出していたとしたら、空恐ろしいが、まあ彼はおそらくナチュラルでしょう。

こういった発言というのは、確実に若者たちの意識を作り変えていく。もはや終身雇用制も崩壊した現在、望まれる次世代のリーダーの「統率力」はこういうカタチで発揮されていく。

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たまにはラジオでも

ラジオをたまには聞くのもいいよね・・っていつも聞いている人には悪いけど。でもクルマを仕事で使っている人以外にとってはラジオって「たまたま聞いてしまう」ものじゃないかなあ。最近はWebでダウンロードしてi-podで聞くという人も増えてるみたいだけど、あくまでもリアルタイムの話で。

・たまたまタクシーに乗ったらかかってた

・たまたま床屋に行ったらかかってた

・たまたまラーメン屋に入ったらかかってた

という感じで。で、なんでラジオの話かというと、この前、友人である天才コピーライターの山本高史氏の取材で六本木ヒルズのJ-waveに行ってきた。前にも行ったことはあるけど、相変わらず「ラジオってこんなに儲かるんだ!」というのがあそこの印象。

それで今度その山本高史氏……(うーん“高史氏”って言いにくいなあ、独断で以下略して高氏にしよう)の持論でもある「コトバロック論」がラジオ番組になるのです。

「コトバそれ自体がロックである」という観点からロックの中におけるコトバの役割について、話は展開して……いかず、なんとどんどん横道にそれていってしまう。だけど大抵はその横道の方が面白い。放送禁止用語の話から、コトバ不遇論、不思議な1977年、そして武器としてのコトバなど山本高氏が次々とあける引き出しに興味はつきない。

選曲がまたシブイ。セックス・ピストルズ、サンタナ、ブライアン・フェリーなど、オヤジなら(オヤジでなくとも)誰でも知ってる数々の名曲を肴に山本高氏がケチを、いや、疑問を投げかける。今までロックを聞くのに、とくにハッキリとコトバの意味などよく理解しないで、なんとなくフィーリングだけで耳にしていた人たちに山本高氏が鉄槌を下します(ウソ)。でもそんな人たちは人生ソンしてると思う。この機会にこれを聞いて山本高氏と一緒に「コトバロック」を考えてみるのは面白い。

オンエアーは3月29日の25時、J-wave で。はっきり言ってアッという間の60分です。

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四畳半はいいなあ

31gosf50pxl 書店で『東京貧乏宇宙』という本を見つけました。

いわゆる「風呂ナシ四畳半」で暮らす人たちの部屋の写真集なんだけど、読みながらしみじみと「いいなあ」って思ってしまった。

ずっとラグジュアリーライフスタイル誌をやっていて、そのような人々の取材は嫌というほどしたけど、少しもいいとは思わなかった。いや、ホント、負け惜しみでなく。

でも四畳半はいい。さすがに今暮らすなら風呂ナシはキツイし、モノを置く場所がないのも苦しいけど、大収納クロゼットとセットで“四畳半”という物件があったらいいなと思う。

普段使わない資料や洋服なんては隣の収納部屋に入れといて、メインの生活は四畳半。

つまり根が貧乏なんでしょうか。なんか『サラリーマン金太郎』に出てくるおばばの家みたいだ。

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やっぱり国策捜査だよ

小沢一郎の秘書が逮捕されて、それまで勢いのあった

民主党が一転ピンチになった。

いちばん最初にこのニュースを聞いて思ったことは「あっ、

ヤラレたな」だ。

だって誰が考えたって分かるよ。このタイミングでの逮捕

なんておかしい。

決していいとは言わないけれど、土建屋から金もらうなん

て多くの政治家がやってること、そんなの誰だって分かってる。

だからまあ、これはやっぱり指揮権使っての国策捜査なん

だよね。

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よく分かったなあ

コトバの砂塚さんと仕事の打ち合わせをした。

「コトバ」は天才コピーライター(今はクリエイティブディレクター)の

山本高史氏が電通から独立して作った会社で、彼女はそこの優秀

な成績の社員である。

で、打ち合わせの時にこの日記のことを言われた。げっ、何で知って

るの・・・誰にも言ってないし、告知もしてないから、アクセス数なんて

ホント微々たるもんなのに、雑誌で言えば即刻休刊のレベル、いや

同人誌サイズである。

でも例えこんなクダラナイ発見でも、情報に早い人って尊敬します。

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サッカーで射殺

イラクで行われたサッカーの試合で、ゴールしようとしていた選手を、

相手チームのファンが射殺するという事件が起きた。

とんでもない話だが、このニュースを聞いた瞬間、小学生の時の自分

の記憶を思い出した。

体育の筆記テストで「サッカーの反則を三つ書け」というのがあって、

どうしても二つしか分からなかったぼくは、受け狙いで「光線銃で人を

撃つ」と書いた。当然バツどころか、先生に殴られたことまで覚えてる。

先生は確か「そんなことするヤツがいるわけないだろ」というようなこと

を言ったのだが・・・いたじゃーん! 

タイムマシンであの時に戻りたい。

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言ってもどうしようもないこと

どうにもならないことをわざわざ言う人の神経が分からない。
例えばクルマで出かけたとしよう、事故に会う。
そうなった時に後から「クルマで行かなきゃよかったのにね」と。

言われてもただ不快になるだけだ。だから相手を不快にしたいという
そういう意図なら言う意味もあるだろう。
でみ大抵はそういうことを言う人は、そんな悪意はもっていない。

ぼくには分からない・・・

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雑誌不況というが

そんなこと「も」ない。

もちろん世界経済クラッシュで広告に依存しているメディアは軒並みダメだが、
この状況下で好調な販売部数を保っている雑誌だってある。

メンズ誌で言えば、モノ雑誌の『Begin』は好調だし『Smart』も若い世代ターゲッ
トで数十万部のサーキュレーションだ。若いヤツは雑誌を買わないと言ったのは誰だ。
また保守おじさん向けの『Will』も部数は出ていると聞いた。
例えば『Begin』は早くから広告依存型の誌面作りではなく、編集部が足で人の口か
ら出る情報を集め、自分たちが本当にいいと思ったモノしか載せないのを編集コンセプ
トにしてきた。これは作った者でないとなかなか分からないが、ものすごく難しい。
日頃付き合いのあるクライアントのことを考えるととくにだ。

しかし、雑誌を広告で考える時代はもう過ぎ去ろうとしている。
というわけで、何でも知恵を絞ってやってるとこが勝つのである。

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炎上について

毎日世界のどこかでブログが炎上している。

大抵は作者の不用意な発言とか、偏見に満ちた意見とか、間違った
情報による決めつけなどが原因となって炎上する。たまには行き過ぎた
自意識がカンにさわるのか、そういうのが原因の場合もあるけど。
でも全くの無実の人のブログを誹謗中傷攻撃するほどネットの住人た
ちもヒマではない。

で、炎上すると大体はあわててコメント欄を閉じるか、サイトそのものを
閉鎖してしまうので、もうそれ以上はどうにもならなくなる。雑誌で言う
と回収になるのかなあ。証拠隠滅はいかんですよ。(だけど実際はコピ
ペされてどっかに置かれてるんだけどね)

常々、ネットのいいところは雑誌などのメディアに比べて、もっとライブ
感のある、生の意見が聞けるとこだと思ってたので、あまり炎上が日常
的になると、皆が自主規制してよそ行きの意見しか言わなくなってしまう
のが残念だ。実際企業は社員の社名を出してのブログを禁止している
ところが多いし、タレントのブログもほとんどは事務所が管理している。
本人が書いているかと゛うかも怪しい。

でも「炎上」って、ネットから生まれた受け手側のダイナミズムな行動だと
思ってるから、それも止めてほしくないし。

精神論とかモラル論で解決できるようなことではないと思う。

どっかで「炎上博物館」とか「炎上決闘サイト」とか、全くの新しい方法で
炎上になったら別ステージが待っているとかできないかなあ。

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新しい才能の集まる場所

かつて、映画産業が斜陽となった時に、新しい才能はテレビに集まってきた。
映画業界のあの独特の敷居と需要の減退ゆえに、そこからあぶれた者たちの受け皿と
なったのである。

彼らは「本当は映画がやりたかったんだ…」と屈折しながらも、出来たばかりのテレビとい
う新しいメディアでやりたいことをやった。田原総一朗などがその代表かもしれない。

いま雑誌がもう死に体となっている。とくに広告主導のものは壊滅的だ。かといって、
販売部数も壊滅的なので、部数勝負でも明るい材料はない。映画が傾いた時の状況と
似ていると思う。

となると、今雑誌を目指している新しい才能はいったいどこへ行くのか…

それはやっぱりネットだろう。しかし、いまのところネットでのビジネスモデルというのは
実は確立されていない。だってネットはタダが基本だから。そこからどのように儲けを
出していくかというのはみな試行錯誤の真っ最中だ。広告とか物販とかいろいろやっている。

ぼくはネットはもっとテレビと連動すべきだと思う。そのおもしろい組み方を考えたところが
勝てるのではないかと。テレビ+ケータイ、これが鍵を握ると思う。これに新しい才能が
面白がって集まってくれば、何か活性化できるのではと。

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エスクァイア、セブンシーズ休刊

歴史も格もあるメンズマガジンの総合誌『エスクァイア』が休刊になった。
いま関係者が復刊サイトを立ち上げたりと、なんとかがんばっているようだが、
http://foreveresquire.seesaa.net/
これは理念の問題ではなく、カネが問題なので「由緒ある本だから失くすのは
惜しい」といったようなエモーショナルな意見では、現状打開は難しいだろう。
今までバックにいたのはTSUTAYAだけど、どこか新しい出資者が見つかれば
いいと思う。ただ、このような“広告主導型”の本作りはもう限界だと思う。
この手のビジネスプランではいまは絶対に版元を説得できない。
同じような理由で、やはり休刊の発表となった『セブンシーズ』も時代の流れと
はいえ、残念だ。
石川次郎さんがやっていた時から大きく変わって、今は『タウン&カントリー』誌と
提携するなど、女性向けに舵を切っていたようだが、このイヤな流れに逆らうこと
はできなかったのだろう。
相次ぐ休刊で、市場には編集者やライター、カメラマンなどが溢れている。

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ブレまくる男…なのか

麻生首相の発言がブレまくっている。給付金問題でも「受け取る」と言った瞬間に
過去の「さもしい」発言を持ち出され、気の毒な限りだ。
「気の毒」と言ったのは、人間誰しもそんなに発言に一貫性なんてないだろうと思
うからだ。ぼくの以前いた会社の社長は「朝令暮改は当たり前」と豪語していた。
こうなるともう何も言えない。だって自分で「ブレて何が悪い」と開き直ってい
るのだから。いっそのこと麻生首相もこのくらい言えばいいのに。
それよりもぼくがこの人に不快感を覚えるのは、権力への異常なまでのしがみつ
き方だ。サミットなどの目立つこと大好きだから、そうなんだろうけど、ここま
で日本中から毎日のように「早く辞めてくれ」と熱望され続けて、よくイヤになら
ないかと思う。このくらい鉄面皮でないと政治屋は生きていかれないのか。
この一点だけは不思議とブレないんだよなあ……

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ケータイ効果

ケータイ画面に「助けて」と書いて、痴漢のSOS信号を送った女性のニュースがあった。
なるほど、アタマがいい。咄嗟の、それも痴漢をされている場面でのこの機転の利かせぶりは、女スパイも真っ青だ。

電話会社はこのケータイの使い方にヒントをもらってさらに機能を充実させるべきだろう。
着うたとか、ある程度もう機能が充実しきったものはこれ以上マイチェンなど繰り返さなくてよろし。

聞くところによると、痴漢された女性の多くは、怖くて声が出せないか、または恥ずかしくて出せないそうだから、こういった使い方で実際に問題解決、または痴漢へのプレッシャーになってくれればいいと思う。

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飯島愛の思い出

いつだったか、多分6年位前だったと思うが、飯島愛のインタビューをしたことがあった。
当時彼女はMacに凝っていて、その話を聞くという趣旨の取材だった。
緑山スタジオで、何かの番組の収録の後でのインタビューだったと思う。

その時の彼女はものすごい不機嫌で、はっきり言っていい印象ではなかった。

もちろんぼくは初対面だし、取材は事務所を通した正式なもので、こちら側のスタッフの
態度にも問題はなかったと思うので、彼女の不機嫌の原因はぼくではなく、おそらく別の
ことだったに違いない。

勝手な想像だが、きっと直前の収録の時にものすごくイヤなことがあったのではなかった
だろうか。そしてそのイヤなことは、反論することも出来ず、彼女自身が飲み込む以外に
ないような理不尽なことだったのでは……それでその直後に楽屋に戻ってくると、こっちが
能天気な顔して「よろしくお願いしまーす」という展開だ。

そんなことを思い出しながら、彼女のお別れ会のニュースを見ていた。

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オリンパスの間違い

報道されていることが事実とするならば、カメラのオリンパスがずいぶんと非道いことをしている。
社内のコンプライアンス通報窓口に上司を告発をしたら、通報窓口の責任者がそのことを
告発された上司に言いつけて、告発者は配置転換や最低の人事評価など、早い話が見せしめ的
報復を受けているということだ。

http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/20090227
cad1ba1506916fe76ad557cc0676032c.html

「そりゃーないよ」という話しである。だって「告発者の安全は守ります」という約束での通報窓口でしょ。
例えその告発が間違ったもの、例えば私怨とかね、でもそうであったとしても、それは別次元の話であって。

思うに、オリンパスという会社はとにかく仲間意識、同族意識が強いんだと思う。
いい意味でも悪い意味でもそうだから、今回のようなことがあると「それっ! 仲間を守れ!」ってなっちゃう。
そこには理屈はなく、ものごとの是非の判断もない。だから告発者の方が、不穏分子というわけね。
こういう仲間の和を乱すような人間は排除する方向にまっしぐらということではないかと思う。

もちろんそれは今の時代においては会社のイメージアップ戦略としても間違っているわけで、
つくづくバカだなあと思う。ひとことで言えば「とてつもなく体質が古い会社」ということでしょう。

「今の時代」と書いたのは、昔だったら、もしかすると告発者の方が「お世話になっている会社に
恩を仇で返すようなとんでもない行為」と責められたかもしれないからだ。

現代では基本的に情報は隠しておくことが出来ない。ただ。マスコミはスポンサーに対しては
腰抜けだから、そのニュースをとりあげないということは多々あるけれど、それでもそういうのと
関係ないところ、例えば2ちゃんなどの掲示板では絶対に隠せない。

だからディスクローズに関して言えば、本当に慎重に…いや、慎重じゃあダメなんだよな、
センスが必要なんだと思う。情報を取り扱うセンス。
これで企業のイメージなんてどうとでも変わっていくものだから。

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日記はじめ

『REBOOT』という雑誌の編集長をしていたのだが、不況で去年の末に休刊となった。
言うまでもなく世界は大不況の真っただ中で、雑誌業界ももちろん例外ではない。
いや、実は雑誌業界はその前からずっと「雑誌が売れない」と言われ続けていて、
だから今回の経済クラッシュはそれに拍車をかける、死者に鞭打つ大事態。
ただでさえ弱っているところに、さらに「つうこんのいちげき」というヤツだ。

日記タイトルの“ホームレス編集長”はそんな状況で「自分もこのままだとホームレス
編集長になっちゃうよう…」と言っていたのが現実になったということでつけた。
実際に住む家はあるのだが、自分の雑誌がなくなったということでのホームレスである。
こういう時にあんまりくよくよしていても仕方ないので「ブログでも書いてみるか」と。

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