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2010年2月

新聞コメントについて

唐沢俊一検証blogで、唐沢氏の朝日新聞へのコメントについて検証がされていた。
http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20100209/1265676326
「自分フィギュアに注文殺到」という現象について、フィギュア文化に詳しい唐沢氏が「自己愛の強い世代が大人になり、不況などで思い通りにいかない現実のなかで、『幸せな自分』『理想の自分』を偶像化している」といったなんとも眠くなるようなコメントを寄せている。どう眠いのかというと、ゲーム好きの引きこもりが犯罪を犯した時のよくあるコメント「ゲームばかりやっているうちに虚構と現実との区別がつかなくなったのでしょう」というくらい退屈で凡庸なレベルだ。
 元フィギュア専門誌の人間から言わせてもらえれば、自分フィギュアなんて単なる似顔絵の立体バージョンでしかない。ただの珍しさで受けているだけで、昔から自分の姿を似顔絵で残したいという層は一定数存在している。ライダーの「自分魂」はこれは熱心なライダーファンが買っている、それだけだ。
 しかし、新聞を作っている側からするとそれではダメなのだ。そんな盛り上がらないコメントでは記事にならない。こういうコメントをした人がいたらまず採用されないし、二度と依頼は来ないだろう。この場合の新聞的正しい回答は眠くなるような唐沢氏の方のコメントの方だと思う。但し唐沢氏が新聞といういまや年寄りしか読まないような媒体の特性そこまでを計算してコメントしていたかどうかは分からないが。でもそうだとしたら「あいつあんな眠いコメント寄せてる」とみんなに思われてイヤだろうけど。
 ただ新聞からしたらこういう人は便利なんだなと思う。取材依頼に対していちいち「企画書出せ」とか「校正はいつだ」とかうるさいこと言わない(多分)だろうから。大抵の場合、電話でのコメントって自分の全然意図してない発言だけを抜き取られそこだけ使われてしまうことが多い。だからまともな人はコメント取材ってあまり受けないんだよね。

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